興味があるなら恋をしよう−Ⅰ−
坂本さん、どうして、こんな事…。
何と無く、いつもと雰囲気が違う気はしていたけれど…。
一緒に起きていても…何だか。だから、しんどくもない、まだ眠くも無かったけれど、薬を飲んで先に休んだ。昼間沢山寝たせいだろう、頭が冴えて眠れなかった。先に眠っておきたかった。
何度も瞼を閉じて寝ようと試みてみたけれど、やはり眠れなかった。
自分の溜め息以外、何も物音一つしない寝室で、ずっとテレビの声だけが微かに聞こえていた。
ドキドキして眠れなくなった。
同時にベッドに入っていないと、いつ入ってくるんだろうと気になった。
静かになった。
テレビ、消したんだ。
微かに近付いて来る足音…。
坂本さんこっちに来てる、寝るのね。
ズリズリとベッドの端に寄った。
これだけ寄っても私より高身長で大柄の坂本さんと二人。
寄れば落ちはしないが、シングルはくっついて寝なければ狭いくらいだ。
せめて横向きに寝れば、少しは幅も取らなくて済むかななんて、今更無駄にも思える事もしてみた。一緒に寝るのは初めてじゃないのに。背中を向けたのは、何も感じ取られたく無かったから。
それが…。
部屋に入って来たら、どうやらスウェットを脱いだようで。
…。ゴク。
布団に入って来たと思ったら、爆発しそうなくらいドキドキし始めてしまって。
名前を呼ばれても声が出なかった。…わざとではなかったと思ってる。
…えっ。抱きしめられた。
嘘…。…どうして、こんな…。そのまま、ただ横になるものだと…思っていた…。
身体はその行為に敏感に反応してしまった。もっと抱きしめられた。
何…これ。…はぁ、どうしちゃったの…坂本さん。
このままでいいのか、とか、え…どういう事?
どうして坂本さんから…何も無いのに抱きしめるの?
このままでは心臓がもたない…。
こんなにドキドキするなんて。
何と無く、いつもと雰囲気が違う気はしていたけれど…。
一緒に起きていても…何だか。だから、しんどくもない、まだ眠くも無かったけれど、薬を飲んで先に休んだ。昼間沢山寝たせいだろう、頭が冴えて眠れなかった。先に眠っておきたかった。
何度も瞼を閉じて寝ようと試みてみたけれど、やはり眠れなかった。
自分の溜め息以外、何も物音一つしない寝室で、ずっとテレビの声だけが微かに聞こえていた。
ドキドキして眠れなくなった。
同時にベッドに入っていないと、いつ入ってくるんだろうと気になった。
静かになった。
テレビ、消したんだ。
微かに近付いて来る足音…。
坂本さんこっちに来てる、寝るのね。
ズリズリとベッドの端に寄った。
これだけ寄っても私より高身長で大柄の坂本さんと二人。
寄れば落ちはしないが、シングルはくっついて寝なければ狭いくらいだ。
せめて横向きに寝れば、少しは幅も取らなくて済むかななんて、今更無駄にも思える事もしてみた。一緒に寝るのは初めてじゃないのに。背中を向けたのは、何も感じ取られたく無かったから。
それが…。
部屋に入って来たら、どうやらスウェットを脱いだようで。
…。ゴク。
布団に入って来たと思ったら、爆発しそうなくらいドキドキし始めてしまって。
名前を呼ばれても声が出なかった。…わざとではなかったと思ってる。
…えっ。抱きしめられた。
嘘…。…どうして、こんな…。そのまま、ただ横になるものだと…思っていた…。
身体はその行為に敏感に反応してしまった。もっと抱きしめられた。
何…これ。…はぁ、どうしちゃったの…坂本さん。
このままでいいのか、とか、え…どういう事?
どうして坂本さんから…何も無いのに抱きしめるの?
このままでは心臓がもたない…。
こんなにドキドキするなんて。