8歳上のパパ【長期更新停止中】
――……
―…
…
ガチャガチャガチャ……
玄関のカギを開ける音でハッとした。
どのくらい、ボーッとしていたのかわからない。
ふと時計を見ると、夜の8時を回っていた。
「ヤバい!夕飯の支度!」
ママのことだから、きっとお腹空いた〜だの何だの、ブーブー文句を言うはず。
慌てて起き上がり、部屋を出る。
「お、お帰りっ……!ごめんね、まだ……
って……、あれ?」
そこに立っていたのは、ママではない。
あたしのドキドキを加速させる、
スーツ姿だった。