8歳上のパパ【長期更新停止中】
でも、あたしたちの会話は、そこで途切れてしまった。
静かなマンションの駐車場。
あたしたちの姿が真っ暗な景色の中に浮き上がる。
あたしの背中に腕を回したままの彼。
ねぇ?
これはどういう意味……??
どうしてこんなことするの……?
なんでアナタが、一志のことを聞くの……?
そんなふうにされたら、あたし――……。
だんだんと、宙ぶらりんの腕が、彼の背中へと上がっていくのが分かる。
この手が触れたら、もう引き返せないかもしれない。
そう思い、ギュッと目を瞑った。
……その時だった。