8歳上のパパ【長期更新停止中】
そんなふうに考えていた時、ポケットの中のケータイが鳴った。
ディスプレイには「梨花子」の文字。
「――もしもし?」
「もしもし……美未?」
「うん、どしたの?めずらしいじゃん。
あ、さてはまた失敗しちゃった?」
半分からかうように言う。
梨花子のことだし、考えなしにまた余計な物を入れていそうだから。
それが、良かれと思ってやっていることだから、また憎めないんだけど、食べる側のことを思えば、とんだ一大事だ。