8歳上のパパ【長期更新停止中】
そのまま、ソワソワしながら彼の返事を待ったけれど、一向に口を開く気配はなかった。
もしかしたら、あまり聞いてはいけないことだったのかもしれない。
――やっぱり……、どこかがいつもと違う。
だっていつもの彼だったら、無視なんて絶対にしないはずだ。
昨日遅かったみたいだし、会社で何かあって疲れてるのかな……?
同じ空間にいるのに、あたしたちの間には見えない高い壁があるようで、なんだか胸が苦しくなる。
でも、こっちを全く見ようともしない彼の様子に、今はただ、聞きたい言葉を飲み込むしかなかった。