8歳上のパパ【長期更新停止中】
意味が分からず首を傾げていると、彼はフラリと立ち上がり、ソファーへと移動した。
そこで力尽きたのか、勢い良くそこへ寝転がる。
「ちょっと、そんなところじゃ風邪引くじゃん!!
ちゃんとベッドに寝なよ」
慌てて言ったけど、彼は再び意味不明なことを言い出す。
「いいんだよ。
オレはね、そのベッドには寝ちゃいけないの~」
「はっ?!」
……この酔っ払い。
何訳分かんないこと言ってんの。
いつもココで……ラブラブしてるくせに。
複雑な思いが込み上げてくる。
「……とりあえず、何か掛けとかないとだよね」
あたりをキョロキョロ見渡すと、足元に羽毛布団が置いてあるのを発見した。
「布団、掛けとくからね」
「……」
黙っているということは今度こそ寝たのだろう。
その姿に、一気に肩の力が抜ける。