8歳上のパパ【長期更新停止中】
夕食まで済ませて家に帰ると、すでにママたちが帰って来ていた。
どうやら予定していた接待が、急遽なくなったらしい。
食事中のママに、早速バイトのことを説明すると、快く了解してくれた。
「あら〜いいじゃない。
バイトは社会勉強にもなるし。
○×通りだったら、ママ覗きにいくわよ」
もちろん、最後の言葉は聞かなかったフリで、なんとなく隣に座る彼に目を向ける。
「……いいんじゃない?」
あ、やば。
朝と同じ落ち着いたトーンの声に、またあたしの心のドキドキがスピードを増す。
だから……。
その笑顔、反則なんだってば!!
「じゃっじゃあ、早速梨花子に電話しなきゃ!」
あたしは慌ててその場から離れようとした。
が、ママがあたしを呼び止める。
「何ていう所なの?」
「……さぁ?梨花子が連絡取っておいてくれるとしか聞いてないけど」
確か帰り際、詳細はまた今度と言っていた。