8歳上のパパ【長期更新停止中】
「わーい!!
ありがとうございますっ!!」
梨花子は相変わらずの素直さ(素早さ?)で、弁当を受け取る。
あたしもペコリと頭を下げて、大きなエビフライが入ったお弁当を手にした。
っていうか……
『忙しい時間』は終わったけど、まだお客さんが来るかもしれないのに……もらっちゃってもいいのかな?
それを店長に言うと、彼はハハッと声を出して笑った。
「いいのいいの!そんなこと気にしないで!
こっちは華の女子高生が2人も入ってくれて嬉しいんだからさぁ〜」
「やだ、もう!店長いやらし〜」
梨花子がバンバンと店長をたたきながら言う。
店長……。
申し訳ありませんが、そのうちの一人はもう辞めたがってます……。
あたしは、そんなことを思いながら2人のやり取りを見つめていた。
……その時だった。
「あの……すみません。
まだ残ってますか??」