8歳上のパパ【長期更新停止中】





――ピンポーン♪


閉まったドアに名残惜しく背を向けたとたん、鳴り響いたチャイムの音。


あたしの身体がパッと反応して振り向く。




……まさか。

まさか、だよね?


期待する気持ちが、膨らんでいく。



今はまだ、朝の7時過ぎ。


タイミング的には、この前と全く同じだ。



「はい……」


あたしは、ドキドキしながら、再び玄関のドアに手を掛ける。







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