8歳上のパパ【長期更新停止中】
そんなあたしのキモチを知ってか、知らずか……。
いや、細かいところまでは知らないんだろうな……。
二人の部屋からは、まだ微かな物音が聞こえてくる。
時計を見ると、もうすぐ1時。
明日も早いんだから、さっさと寝ればいいのに。
こんなんじゃ、あたしまで寝不足だ。
「……はぁ」
あたしは、もう一度大きなため息を吐くと、周りの音をシャットアウトするために、大きなヘッドホンを付ける。
そして、気を紛らわせようと、そばにあったファッション雑誌を手に取り読み始めたのだった。