8歳上のパパ【長期更新停止中】
「……っていうか、仲良くしてくれないと困るのよねー。せっかく……」
ブツブツ言いながら、再びパソコンへと視線を戻したママが最後にボソッと呟いた言葉は、小さすぎてあたしにはよく聞こえなかった。
でも、今改めて感じたこと。
ママはあたしの理想。
だから、彼が好きになるのも……分かる。
あたしが彼に抱いている恋心は、簡単には消せそうにないけれど。
今のまま、ウジウジしてても仕方ないのかもしれない。
明るく楽しく元気よく!
そうすればきっといつか……自然な親子になれるよね?
「ねぇ、ママ?」
「ん?」
「ありがと。心配かけてごめんね」
面と向かってお礼を言うのは照れたけど、今日はなんだか素直になりたい気分だった。