春に咲く柚
安心出来る。


すると自然に、笑みが零れてくるのだ。


「はい。頑張ります!」


柚先輩は微笑んで、静かに頷いた。


「じゃぁ、もうそろそろ帰ろうか? 行こう、綺咲」


「はい」


そう言って、私達は図書館を後にした。
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