春に咲く柚
「嬉しいです、柚先輩」
日に日に日差しは和らいで、次第に秋を思わせるようになってきた。


文化祭の日。


私は普段よりも早く起きて、軽いメイクをして、少しお洒落な気分で家を出た。


何せ今日は特別な日なのだから。


柚先輩に誘われた、デートの日なのだから。



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駅に着き、電車に乗り込む。
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