君へ花を届けよう


なんだかんだで1時間くらい話してたと思う。



周りに人が誰もいないことに気がつき、俺らも帰ることにした。




俺らはマッ○を出て、歩きながら家に帰った。





そして、病院の近くにある大きな交差点に差し掛かった。




「海斗、俺さ、きっと由香里のことが好きだ。」




「…んだよいきなり。

気持ちわりぃな」




「へへっ!お前には言っとこうと思ってな!」





…んなこと、いわれなくても分かってるっつーの。




涼は人一倍顔に出やすいからな...。

由香里を見る目がほかのやつと違う事くらい俺は分かるに決まってんだろ...。




「…頑張れよ」




俺も由香里のことが好きなはずなのに、涼が由香里のことを好きだと言っても苦しくなかった。

むしろ、安心していた。




「…おう!」





その疑問は涼を見てすぐにかき消された。





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