君へ花を届けよう



「つか、そんな事よりどうして俺を眠らせたんだよ!」



「ん?どうしてって、記憶を見るためだよ。


花を集めるには、記憶を知ることが絶対条件だからね!」




「記憶を見るって....」




「さっ!はやく現実に戻りたいんでしょ?

善は急げ!早速花を集めに行こ!」





ヒカリはそう言って手を差し出してきた。



…まぁ、ヒカリの言うことも一理ある。


断る理由もなく、俺はヒカリの手を握った。



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