君へ花を届けよう
その光はあまりにも眩しくて、俺は強くまぶたを閉じた。
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「もう大丈夫だよ」
俺はヒカリにそう言われ、ゆっくりとまぶたを上げた。
すると、そこに広がっていたのは....。
「…俺の家?」
この世界に来る前、俺が過ごしていた" 場所 "だった。
「これはカイトの記憶の中の世界。
記憶を見た限りだと引っ越してきた時かな?」
確かに。
言われてみればその家はまだ新しく感じる。
「そーいえば、なんでさっき俺の胸元が光ったんだ...?」