君へ花を届けよう
その光は、ヒカリのブレスレットと同じ光を放っていた...と思う。
「それは、カイトが寝てる間に私がネックレスをつけたからだよ?
まさか気づかなかった?」
そう言われてから初めて、自分の首にネックレスがついてることが分かった。
赤いクリスタルのネックレスでヒカリがつけているブレスレットと同じようなデザインだった。
「それ、外さないでね。
まじで元の世界に戻れなくなるからさっ!」
「…お、おう...。」
こいつは本当に恐ろしいことをサラッと言うな...。