夢を忘れた眠り姫
zzz zzz…
翌朝、セットしておいたケータイのアラームに起こされ7時半に目が覚めた。
一応はぐっすりと眠れたのだけれど、前日の疲労をすべて払拭するまでには至らず、さらにその先に控えている大仕事への緊張も相まってイマイチ気分は優れなかった。
「でも、さっさと動き出さないとね…」
自分自身を励ますように呟きながら起き上がり、洗面所へと向かう。
セミロングの髪をひとまずゴムでまとめ、うがいと洗顔、基礎化粧まで済ませてからリビングダイニングキッチンに移動した。
貴志さんはまだお目覚めではないんだな。
無人のその空間を見渡しながら思う。
母親との待ち合わせは11時だから、10時にはここを出ようと話していた。
なので私はその2時間前から活動を始めないと忙しないと判断し、この時間に起きたのだけど。
まぁ、男の人はそんなに身支度に時間がかからないから、もうちょっとギリギリまで寝ていても大丈夫なんだろうけど。
とにかく私は私のやるべき事を進めよう。
いつものように電気ケトルで湯を沸かし、ご飯は炊いていなかったので市販のレトルトの物をレンジで温め、それを持って自分の部屋へ。
「おはよう。お父さんお母さん」
仏壇にご飯を供え、挨拶して手を合わせてからキッチンに引き返す。
冷蔵庫から納豆を取り出し、パックのまま混ぜ混ぜして薬味や玉子を投入後、再度かき混ぜ、一旦カウンター上に置いて今度は緑茶を淹れる。
一応はぐっすりと眠れたのだけれど、前日の疲労をすべて払拭するまでには至らず、さらにその先に控えている大仕事への緊張も相まってイマイチ気分は優れなかった。
「でも、さっさと動き出さないとね…」
自分自身を励ますように呟きながら起き上がり、洗面所へと向かう。
セミロングの髪をひとまずゴムでまとめ、うがいと洗顔、基礎化粧まで済ませてからリビングダイニングキッチンに移動した。
貴志さんはまだお目覚めではないんだな。
無人のその空間を見渡しながら思う。
母親との待ち合わせは11時だから、10時にはここを出ようと話していた。
なので私はその2時間前から活動を始めないと忙しないと判断し、この時間に起きたのだけど。
まぁ、男の人はそんなに身支度に時間がかからないから、もうちょっとギリギリまで寝ていても大丈夫なんだろうけど。
とにかく私は私のやるべき事を進めよう。
いつものように電気ケトルで湯を沸かし、ご飯は炊いていなかったので市販のレトルトの物をレンジで温め、それを持って自分の部屋へ。
「おはよう。お父さんお母さん」
仏壇にご飯を供え、挨拶して手を合わせてからキッチンに引き返す。
冷蔵庫から納豆を取り出し、パックのまま混ぜ混ぜして薬味や玉子を投入後、再度かき混ぜ、一旦カウンター上に置いて今度は緑茶を淹れる。