眠れない夜は君に逢いたい




「完璧、浮気だねそれ!」


それから全く秀一から連絡が来なくなって
友人にそろそろ結婚しないの?と
言われ事の説明をしたら
案の定、思った通りの答えが帰ってきた。




「ばかじゃないのあんた!なんで話し合いしないの?なんで問いつめないの?それでいいの!?」



「でも、秀ちゃん大好きだから待ってる」



「逢えないしなにしてるかもわかんないのに?意味がわかんない」




言える様なら言っているだろう。


私は怖いのだ。

逢えなくなるのが。




そんなんじゃお婆ちゃんなっちゃうよ



友人は言う。


アドバイスのつもりだろう。




私は秀一が全てだったのだ。


今までもこれからも。





それしか支えがないのだ。
< 4 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop