眠れない夜は君に逢いたい
「完璧、浮気だねそれ!」
それから全く秀一から連絡が来なくなって
友人にそろそろ結婚しないの?と
言われ事の説明をしたら
案の定、思った通りの答えが帰ってきた。
「ばかじゃないのあんた!なんで話し合いしないの?なんで問いつめないの?それでいいの!?」
「でも、秀ちゃん大好きだから待ってる」
「逢えないしなにしてるかもわかんないのに?意味がわかんない」
言える様なら言っているだろう。
私は怖いのだ。
逢えなくなるのが。
そんなんじゃお婆ちゃんなっちゃうよ
友人は言う。
アドバイスのつもりだろう。
私は秀一が全てだったのだ。
今までもこれからも。
それしか支えがないのだ。