好きな人の好きな人。【完】



無意識に呟いていた言葉に驚いた。


その後はただなんとなく付き合ってた奴とも別れて、

あの初恋の子を探そうと思った矢先、


出会ったんだ。



“盗み見が趣味なわけ?”

“あんたの恋ってそんなもんなの?”


思ってもみない返答が返ってきた。



そっか、コイツは好きな奴いるんだ。



違う奴に心が向いているって思い知らされるほど、

奪いたいってそう思った。




< 106 / 123 >

この作品をシェア

pagetop