好きな人の好きな人。【完】



「もっとこっち来いって。」


そう言って肩を寄せる健斗。


ほ、ほんとに近い、近すぎる。

心臓が暴れ出すのも健斗は知らずに、



「なんのDVDみるー?」


なんて呑気に言ってる。


「こ、これ!」


適当にさしたDVDを健斗に渡すと、

セットするためにようやく離れてくれた。


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