好きな人の好きな人。【完】
「空ーなんでそんな落ち込んでんのよー。
早くお昼食べて?」
「好き…な、人。」
「まだ言ってたの?
失恋の1つや2つ人生で経験するって。
そのたびにそんな落ち込む気?」
天気は快晴。
空だって綺麗で、いつもとそう変わらない日常。
それなのに、どうして私はこんなふうになってしまったんだろう。
いやそれよりも。
どうしてあんなことを聞いてしまったんだろうと、ふとするたびに思い出してしまう。