好きな人の好きな人。【完】


係の仕事が終わって、一段落ついた頃。

私は1つの結論に辿り着いた。


“屋上に行こう”という。


正直、一人で文化祭なんて悲しいことしたくないし、

あいつが待ってるのが可哀想だとおもったから。


そしてもうひとつ、先輩と帰った日のことを思い出した。



あの、岬 健斗がいなかったら、

_私は先輩と帰れていない。


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