好きな人の好きな人。【完】


「それでも、行動の起こせるやつはすげーよ。」


なんでそんなに切ない顔をしているのか、

私には分からなかった。




「てか、袋取りに来てたんだった、忘れてたわ、やっべ」

さっきと打って変わって、おちゃめな顔をする先輩。


「わ、私が長々と話してしまったせい、だ…

本当にすいません!!」


「いや、ちげーよ。
俺が聞きたかったの。

てか、誰も来ねえしもーいーや。」



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