好きな人の好きな人。【完】


「はい、まわりたいです。」


にっこり笑って言うと、


「ん、さんきゅ。

呼び止めてゴメンな、じゃーまた明日。」


なんて言って優しく微笑んでくれた。


こんなことになるなんて思ってなくて、



この学校に文化祭が2日あって本当に良かったって、

心からそう思った。




この日私は失恋をしたはずだったけど、


家に帰っても悲しくならなかったのは明日先輩とまわれるからかな、なんて。

そう思って、眠りについた。


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