レンタル彼氏
主任と別れ 美奈先輩と
急ぎ足で部署へ。
「フフフよかったね」
「でも・・・」
「でもじゃ無いでしょ
良かったじゃん
主任と旅行出来てさ」
「それはそーなんですけど
緊張しますよね」
「感謝してよ
あたしのお陰っていうのを
忘れないでね」
「あ・・・はい
感謝してます」
「まぁ 2晩同じ部屋で
あんたの心臓が持つか心配だけどね」
「同じ部屋?」
「当たり前でしょ!
仮にでも恋人だよ?
別の部屋を取ってる訳ないでしょ
それぞれカップルで寝るのよ」
え。。。そーか
考えてもなかった。
やばっ。。。
「ヤバイですね
生きて帰れないかもしれないですね」
「襲われちゃったりして
あっ!違うか 円香の方が
襲っちゃったりして」
「もぉ!美奈先輩!」
「そうなることも想定して
準備だけはしといた方がいいわよ」
「準備って・・・」
「勝負下着とか・・・
まぁその他もろもろ
なーんてね」
「ちょっと!先輩
なんてこと言うんですか」
「冗談よ冗談」
先輩はあたしをからかって楽しんでいるが
先輩のおかげで3日間だけ
恋人で居られるから感謝という
言葉しか浮かんでこない。