レンタル彼氏


景色と雰囲気に酔いしれてると
「そろそろ行くかな」
と現実に戻される。


6時半にレストラン集合だと言われていた。


レストランでは報告会が始まる


サッチーと小玉さんは万座毛
千歳と優さんは
琉球村へ行ったそうで
あたしたちが体験ダイビングを
したというと驚いていた。


「よく予約が取れたね
あたし先週予約したらどこも
ダメだったのに」とサッチーが言った。


ということは
随分前に予約しれてたの?


「いつ取ったの?」と聞くあたし
「先々週かな」と征吾が言った。


「いいなぁ 計画性のある彼で
うちの彼なんて
お前の行きたいところでいいよって
全然相談に乗ってくれないし」
と サッチーが。


「おい!さち
それはないよ
お前の好きなところ行かないと
気が済まないだろ
俺の意見なんて聞かないくせに」
と不満を言う小玉さん。


わかる!そうそう!
サッチーはそんなところあるから
とあたしと千歳は大笑い。


「そっか そーだよねあはは」
と 笑う天然のサッチー。



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