レンタル彼氏



ーーー今夜告ってモノにするーーー


告って
告ってモノにする???ーーー


「オレ 円香ちゃんでもいいと思ってるよ」


「待って!吉田さん!
円香ちゃんでも?
でもってどー言うこと?」


「そうそう 仕方なしに!って
そういう風に聞こえるよな」


工藤さんと華子。


「あっ 言い方マズかったか
そーじゃなくてぇ」


言葉を選んでる吉田さん。


「もういいですよ
冗談なのはわかってますから
もういっぱい飲んだから
そろそろ帰ろうかなあたし」


「帰るなら送るよ」


「わっ!いいねぇ!
今夜告ってモノにする
有言実行」


工藤さんもまだ言うか!


その時また電話が。。。


「また?さっきのやつ?」


ディスプレイに出てるのは
美奈先輩。


「あっ!違う
先輩だー この先輩無視してると
後々怖いから」
と 電話に出た。


「あのさっ。。。」


いりなりあのさっ。。。から始まった。


彼と何かあったか何か?


「どーしたんですか?」


「もー!超うざくて
超めんどくさくて・・・」


「はあ・・・」


「どうしよーもなく
バカで・・・」


「先輩飲んでます?
酔ってますよね?」


「超イライラするんだけど」


「そーですか」


やっぱり彼氏と喧嘩したな
そして飲んで酔っ払って
私に掛けてる。



「そーですか!じゃなくてぇ
今どこなの?」


「うん?あたしですか?
あたしは華子と飲んでます!
あっ!もう帰ろうかと
言ってたところですよ」



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