ヘタレな野獣
外れた箍(タガ)
週が明けた月曜日、午前中の仕事を慌ただしく片付け、気が付けば、正午を大きく回っていた。
「補佐、早く行かないと日替わり無くなっちゃいますよ?」
田之上さん達事務方が食堂から帰ってきた。
「うっそ、じゃすぐ行かなきゃ…」
キリがいいのでデスクの上を簡単に片して、席を立った。
良かった、まだあった、私は食券機で日替わりランチのボタンを押し、食堂のおばちゃんに手渡しながら他愛のない話をし、定食が出来上がるのを待った。
それにしても、この時間に食堂の人口密度がやたら高い。
それもその筈、今日は午後3時から営業会議がある。
それに出席するため、支店の主任と名の付く役職以上の人間が、時間までここで時間潰しをしてるんだ。
ヨレヨレ君は来月の方針を詰める為、他の課の課長達と朝から部長室に籠もりっきりだった。
「おっ、色女発見!」
そんな声と共に現れた、私の大っ嫌いな奴、下柳だ。
二人の部下を引き連れて、私の座る机にやって来た。
「ご一緒しても、いいっすかね、ここ」
他にも空いてる席があるにも関わらず、私が返事をする前にドカドカ座りだした。
どうしよう、まだ食べ始めたばかりなのに・・・
「あっ、それとも、色男の旦那にお伺いたてなきゃ、マズいってか?はっはっはっ」
「補佐、早く行かないと日替わり無くなっちゃいますよ?」
田之上さん達事務方が食堂から帰ってきた。
「うっそ、じゃすぐ行かなきゃ…」
キリがいいのでデスクの上を簡単に片して、席を立った。
良かった、まだあった、私は食券機で日替わりランチのボタンを押し、食堂のおばちゃんに手渡しながら他愛のない話をし、定食が出来上がるのを待った。
それにしても、この時間に食堂の人口密度がやたら高い。
それもその筈、今日は午後3時から営業会議がある。
それに出席するため、支店の主任と名の付く役職以上の人間が、時間までここで時間潰しをしてるんだ。
ヨレヨレ君は来月の方針を詰める為、他の課の課長達と朝から部長室に籠もりっきりだった。
「おっ、色女発見!」
そんな声と共に現れた、私の大っ嫌いな奴、下柳だ。
二人の部下を引き連れて、私の座る机にやって来た。
「ご一緒しても、いいっすかね、ここ」
他にも空いてる席があるにも関わらず、私が返事をする前にドカドカ座りだした。
どうしよう、まだ食べ始めたばかりなのに・・・
「あっ、それとも、色男の旦那にお伺いたてなきゃ、マズいってか?はっはっはっ」