ヘタレな野獣
「で?下柳に何言われたの?」
私は素直に土曜日ヨレヨレ君とレイトショーを見に行った事、今日隠し撮りされた写真を見せられた事を話した。
そして、下柳が、私と正君の関係を知っていた事も・・・
「ねぇ、どうしよう、この事が部長の耳にでも入ったら・・・ヨレ、あっ、雨宮課長、クビになっちゃうかも・・・」
「何で?別にいいじゃない、耳に入ったって・・・うち、社内恋愛禁止じゃないし、その事で仕事が疎かになってる訳じゃ無いでしょ?」
そっそんな簡単な事じゃ、ないじゃない・・・
「いざとなりゃ、うちの田中部長を引っ張り出してホントの事、言えばいいんだしさ?」
「でも・・・」
「それとも何?女使って、あの変態野郎の口、封じちゃう?
あたし、そういう姑息な手段を使って同僚を貶める奴、許せないんだよね・・・」
「きしだ・・・」
「ほら、取り敢えず二課に戻んなよ。昼休みは一時間って決まってんだから、ね?
後、この事課長殿にも報告しときなさいよ?
黙ってて、後で話がこじれて、目も当てられなくなるなんて、ごめんだからね」
そうだよね、分かったよと、私は資料室を出て二課に戻った。
私は素直に土曜日ヨレヨレ君とレイトショーを見に行った事、今日隠し撮りされた写真を見せられた事を話した。
そして、下柳が、私と正君の関係を知っていた事も・・・
「ねぇ、どうしよう、この事が部長の耳にでも入ったら・・・ヨレ、あっ、雨宮課長、クビになっちゃうかも・・・」
「何で?別にいいじゃない、耳に入ったって・・・うち、社内恋愛禁止じゃないし、その事で仕事が疎かになってる訳じゃ無いでしょ?」
そっそんな簡単な事じゃ、ないじゃない・・・
「いざとなりゃ、うちの田中部長を引っ張り出してホントの事、言えばいいんだしさ?」
「でも・・・」
「それとも何?女使って、あの変態野郎の口、封じちゃう?
あたし、そういう姑息な手段を使って同僚を貶める奴、許せないんだよね・・・」
「きしだ・・・」
「ほら、取り敢えず二課に戻んなよ。昼休みは一時間って決まってんだから、ね?
後、この事課長殿にも報告しときなさいよ?
黙ってて、後で話がこじれて、目も当てられなくなるなんて、ごめんだからね」
そうだよね、分かったよと、私は資料室を出て二課に戻った。