ヘタレな野獣
「補佐、先程課長がこれを、・・・」
田之上さんから手渡された手書きの資料。
「レジュメに・・・、あの、補佐?どうかされましたか?」
「えっ?あぁあ、田之上さんに任せていい?」
「それは構いませんけど、時間が・・・
みんなで分割入力しても、かまいませんか?」
「えっ?えぇえ、そうね、そうして貰える?」
「補佐?ホント、どうしちゃったんですか?
取り敢えず、これ、コピーです、会議出られるんですよね?目を通されてた方が・・・」
「あっ、ありがとう、」
田之上さんとの会話も上の空で・・・
レジュメが上がったのは会議開始の15分前で、二課の手の空いてる人員でセットしていく。
「どうにか間に合いました、いってらっしゃい」
田之上さん達に見送られ、武田君と共に会議室に向かう。
会議室の扉を開けた瞬間、一瞬室内が静まり返ったが、またザワザワしだした。
「何すかね、気分悪いっすねぇ・・・」
武田君が眉間に皺をよせ、怪訝な表情を浮かべた。
多分、私が原因じゃないかと、思う。
上座の方の扉が開き、課長以上の役職の方々が入ってきて、皆、定められた席に着く。
私は頼まれていたレジュメをヨレヨレ君に渡すべく前の方に歩いて行った。
「あれかよ、へぇ・・・」
「でもあれって愛人2号じゃねぇのかよ・・・」
田之上さんから手渡された手書きの資料。
「レジュメに・・・、あの、補佐?どうかされましたか?」
「えっ?あぁあ、田之上さんに任せていい?」
「それは構いませんけど、時間が・・・
みんなで分割入力しても、かまいませんか?」
「えっ?えぇえ、そうね、そうして貰える?」
「補佐?ホント、どうしちゃったんですか?
取り敢えず、これ、コピーです、会議出られるんですよね?目を通されてた方が・・・」
「あっ、ありがとう、」
田之上さんとの会話も上の空で・・・
レジュメが上がったのは会議開始の15分前で、二課の手の空いてる人員でセットしていく。
「どうにか間に合いました、いってらっしゃい」
田之上さん達に見送られ、武田君と共に会議室に向かう。
会議室の扉を開けた瞬間、一瞬室内が静まり返ったが、またザワザワしだした。
「何すかね、気分悪いっすねぇ・・・」
武田君が眉間に皺をよせ、怪訝な表情を浮かべた。
多分、私が原因じゃないかと、思う。
上座の方の扉が開き、課長以上の役職の方々が入ってきて、皆、定められた席に着く。
私は頼まれていたレジュメをヨレヨレ君に渡すべく前の方に歩いて行った。
「あれかよ、へぇ・・・」
「でもあれって愛人2号じゃねぇのかよ・・・」