雫に溺れて甘く香る
「何やってんの?」
本当に何やってんだろうね!
私が私に聞きたいよ!
髪はきっとボサボサだし、身体のあちこち痛いし、昨日、シャワー浴びてそのままコトに雪崩れ込んだから、素っぴんだし!
いや、昨日じゃなくて、もう今日だったかな?
考えていたら、どこかで微かな振動音がして……。
その音に、冷水を浴びせられたように凍りついた。
そっとシーツの隙間から覗くと、続木さんがコーヒーカップ片手に立っていて、スマホの画面を見ている。
そして無表情に、とても静かにそれを眺めていた。
そうしているうちにも、バイブの音は鳴り止まない。
鳴り止まないと言うことは、メールじゃなくて通話なんだろう。
……浮かれている場合じゃないか。
そっと息を吐き出して、シーツを巻き付けたままベッドに起き上がると、ゆっくりした動作で静かにお風呂場へ向かった。
脱衣所につくと、シーツを落としてから浴室に入る。
入ってから、シャワーを勢いよく出し、その下に座り込んだ。
……とっても暖かい。
だけど身体は寒い。
身体の中心がとても冷え冷えして、自分の身体が自分のものじゃないみたいだ。
そんなはずはないのに、そんな風に感じるわけがないのに、そう思えてしまう。
……馬鹿みたい。
そう思った瞬間に笑えてきた。
本当に何やってんだろうね!
私が私に聞きたいよ!
髪はきっとボサボサだし、身体のあちこち痛いし、昨日、シャワー浴びてそのままコトに雪崩れ込んだから、素っぴんだし!
いや、昨日じゃなくて、もう今日だったかな?
考えていたら、どこかで微かな振動音がして……。
その音に、冷水を浴びせられたように凍りついた。
そっとシーツの隙間から覗くと、続木さんがコーヒーカップ片手に立っていて、スマホの画面を見ている。
そして無表情に、とても静かにそれを眺めていた。
そうしているうちにも、バイブの音は鳴り止まない。
鳴り止まないと言うことは、メールじゃなくて通話なんだろう。
……浮かれている場合じゃないか。
そっと息を吐き出して、シーツを巻き付けたままベッドに起き上がると、ゆっくりした動作で静かにお風呂場へ向かった。
脱衣所につくと、シーツを落としてから浴室に入る。
入ってから、シャワーを勢いよく出し、その下に座り込んだ。
……とっても暖かい。
だけど身体は寒い。
身体の中心がとても冷え冷えして、自分の身体が自分のものじゃないみたいだ。
そんなはずはないのに、そんな風に感じるわけがないのに、そう思えてしまう。
……馬鹿みたい。
そう思った瞬間に笑えてきた。