黒猫の住処
9drop
大和のおかげで楽しい学校生活が送れてるってことを伝えたいと思った。
そして、大和のことが好きになっていたということも。
そう考えたら居てもたってもいられなくなって、ある日の学校帰りに大和の家に行った。
インターホンを押したけど、誰も出てこなくて。もう一度押してみた。でも、やっぱり誰も出てこなくて。
この家にいたときは大和はこの時間には家にいたはずだと思った。ドアの前で立ちすくんでいると、隣の部屋のドアが開いて、おじさんが
「お隣さんなら、引っ越したよ」
と教えてくれた。
引っ越した先は知らないけど、大学なら知ってる。
そう思ったら、足が動き出していた。
会いたい、急いで会いに行きたい。
大学の門が見えてきた。
ちょうど、大和がそこから出てきて。
私はそのまま、大和の元へ走って行く。
大和の前で止まると、大和は驚いた様子で
「ミケ!?」
とあの時の名前で呼んだ。
この思いを今すぐ大和に言いたい。
「あのね、大和。今、私ね学校がすごく楽しいの。」
そう言うと、大和はあの時と同じ様に優しく微笑んで
「良かったな」
と言ってくれた。
でも、それだけじゃないの。好きな人に想いを伝えるのってこんなにも難しいことなのかな。深呼吸をして
「あとね、ミケじゃないよ。私は美亜だよ。美亜として大和に恋してるの」
と言った。
大和は今まで見たことないくらいに驚いた顔をしてから
「俺も人間の美亜っていう女の子と恋がしたいよ」
と笑った。そして、私を抱きしめた。
そして、大和のことが好きになっていたということも。
そう考えたら居てもたってもいられなくなって、ある日の学校帰りに大和の家に行った。
インターホンを押したけど、誰も出てこなくて。もう一度押してみた。でも、やっぱり誰も出てこなくて。
この家にいたときは大和はこの時間には家にいたはずだと思った。ドアの前で立ちすくんでいると、隣の部屋のドアが開いて、おじさんが
「お隣さんなら、引っ越したよ」
と教えてくれた。
引っ越した先は知らないけど、大学なら知ってる。
そう思ったら、足が動き出していた。
会いたい、急いで会いに行きたい。
大学の門が見えてきた。
ちょうど、大和がそこから出てきて。
私はそのまま、大和の元へ走って行く。
大和の前で止まると、大和は驚いた様子で
「ミケ!?」
とあの時の名前で呼んだ。
この思いを今すぐ大和に言いたい。
「あのね、大和。今、私ね学校がすごく楽しいの。」
そう言うと、大和はあの時と同じ様に優しく微笑んで
「良かったな」
と言ってくれた。
でも、それだけじゃないの。好きな人に想いを伝えるのってこんなにも難しいことなのかな。深呼吸をして
「あとね、ミケじゃないよ。私は美亜だよ。美亜として大和に恋してるの」
と言った。
大和は今まで見たことないくらいに驚いた顔をしてから
「俺も人間の美亜っていう女の子と恋がしたいよ」
と笑った。そして、私を抱きしめた。