プリンセス騎士 ※更新中※








「うん、大丈夫。ありがとう。」





掴まれた腕を離し顔を上げる。



と、そこにいたのは、





「光希…」





下見見学以来1度も会っていなかった元カレだった。





「未戸香じゃん。こんなところでなにしてるんだ?」

「ちょっとこの人達と用事があって。」

「ふーん。そっか、またな♪」





付き合っていた頃と変わらない態度で走り去る光希。





「意地になって気にしてるのはあたしだけって事か。」

「なんか言った?」

「ううん、なんでもない。」





3人は話をしながらまた歩き始める。



その後ろ姿を今度は3人の怪しい影が見ていたことに今回も未戸香は気づかない。







< 113 / 220 >

この作品をシェア

pagetop