プリンセス騎士 ※更新中※
「うん、大丈夫。ありがとう。」
掴まれた腕を離し顔を上げる。
と、そこにいたのは、
「光希…」
下見見学以来1度も会っていなかった元カレだった。
「未戸香じゃん。こんなところでなにしてるんだ?」
「ちょっとこの人達と用事があって。」
「ふーん。そっか、またな♪」
付き合っていた頃と変わらない態度で走り去る光希。
「意地になって気にしてるのはあたしだけって事か。」
「なんか言った?」
「ううん、なんでもない。」
3人は話をしながらまた歩き始める。
その後ろ姿を今度は3人の怪しい影が見ていたことに今回も未戸香は気づかない。