プリンセス騎士 ※更新中※








「あたしを誘拐しといてそんな程度の話しかないんですか。」

「なら本題に入ろうか。」

「ちょっとなにするの!?」





思いきり腕を掴まれて必死に抵抗するけど男の力には勝てない。

立たされたと思ったのもつかの間、近くのソファーに投げ飛ばされた。





「ちょっと…!女のあたしに対して少し乱暴すきじゃありません?!」

「俺の彼女になったら」

「結構です。」





彼女になるぐらいならその程度の乱暴ぐらい耐えますから。

絶対あなたの言いなりになんかならないんだから。





「雷雲。それが俺達の名前。」





ソファーに座り、静かに呟いた。



雷雲…初めて聞く名前。

それもそうか、あたしはこんな人達とは無縁の生活してたんだし。

遥先輩に少しでも他のグループのこと聞いておけばよかった。



今更後悔してももう遅い。



うなだれる前に自分でなんとかしなきゃ!

あたしは黒蝶の姫なんだから!!







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