プリンセス騎士 ※更新中※








「なんですか。」

「いや、顔に出やすいんだな〜って。」

「悪いですか?顔に出やすくて。」





ムカつくけど普通に会話したいなと思ってるのにどうしてもトゲのある言い方になってしまう…

それだけこの人に腹立ってるって事だけどね。





「話をまとめると、あなたは黒蝶を呼び出すためにあたしを誘拐したってことですね?」

「そー!」

「はぁ…で、黒蝶を呼び出して何する気ですか。」

「そんなのひとつしかないじゃん。喧嘩だよ喧嘩。敵グループを呼び出すのに喧嘩以外なんの用があるってのさ。」





ここに黒蝶が来る。

つまりは友達のともが言ってた“交戦”が始まると言うこと。



あたしのせいだ。

あたしが捕まったりしたから…

しなくていい所で喧嘩になって怪我人が出ちゃう…

あたしってば考えだけじゃなくて行動そのものが浅はかだったんだ。

みんなになんて謝ろう…

合わせる顔がない。





「でも!黒蝶の人達はあたしがここにいることは知らない。だからここになんて来な」

「来るよ。だってほら。」





と言って胸ポケットからあたしのスマホを取って見せた。







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