プリフックス byリトルハート

「そうね。あの子の望みは世界を創ること。自分がいつまでもいることの出来る世界。

そのために私はあの子に世界をあげた。あの子を神とする世界…。」


「世界を創る? 世界をあげた? はぁ?バカな…」


「私は神より仕えしものそれ位のこと…。それよりも、問題なのはあの子。」


「問題?」

「あの子は勘違いしてる。私は確かにあの子に世界をあげたけどソコは、
ココ現実とはほど遠い夢の世界。
現実世界はあの子の考えとは別にちゃんと動いている。 なのに…。」


「なのに…?今みたいな?」

「そう、あの子のゲームは現実世界では行ってはいけない…。」

「ゲーム?そういえばヤツもそんなこと…」

私はあの夢を思い出した。
< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop