プリフックス byリトルハート
「私を?」
「あなたに伝えるべきことを預かってきたの。」
「私に?」
「あなたはニゲテル…。」
不意に少女の声が低くなった。
「私が逃げてる?何から?」
少女はクスッと笑うと、
「あら、あなた気づかないのね。」っとそう言った。
そんな少女は見た目より少し大人っぽい感じがした。
「だから何を!」 私の質問を無視したように少女は言った。
「あなたは幼いころの心持っていますか?」
「えっ?」 私は半ば混乱していた。