プリフックス byリトルハート


「私を?」

「あなたに伝えるべきことを預かってきたの。」

「私に?」


「あなたはニゲテル…。」

不意に少女の声が低くなった。


「私が逃げてる?何から?」

少女はクスッと笑うと、

「あら、あなた気づかないのね。」っとそう言った。

そんな少女は見た目より少し大人っぽい感じがした。

「だから何を!」 私の質問を無視したように少女は言った。


「あなたは幼いころの心持っていますか?」


「えっ?」   私は半ば混乱していた。

                       
< 5 / 20 >

この作品をシェア

pagetop