あなたの「おやすみ」で眠りにつきたい。
06敵意
朝。
久しぶりにテーブルの上に見つけたメモ用紙。
『よく眠れたか?日曜出勤大変だが、宜しく頼む』
またいつもみたいに、果てるとともに、意識をなくした私。
起きたら、やっぱり主任はいない。
机上のメモやシンクの中のマグが、彼の存在がいたことを証明してる。
「……さっ。今日も頑張ろう」
朝ごはんを作るために、私は気合を入れてから、キッチンへと向かう。
ちょっと歩くと、腰が痛かったけれど、主任のそばに居れた証だと思うと、嬉しかった。