妖怪なんて見たくない!
なんとなくブラブラしたくて。
せっかくとなり町にいるんだから探検しようと思ってブラブラしてたら夜になってしまった。
お母さんには電話して、遅くなるって言っておいたから大丈夫だけど。
燈桜と歩積は部屋で待ってるだろうな。
どこかの公園にたどり着く。
「うわっ………すごい」
その公園は町が一望できるところだった。
もっとよく見えるところに行こう。
そう思って大きな公園の中を歩きまわっていると。
…………………ん?
何だか声が聞こえる。
「消えろ」
『ひっ!お助けをっ……ぎゃああ!』