妖怪なんて見たくない!


305号室。


「失礼しまーす…………」

部屋に三人でそろーっと入る。


ベッドの上に眠っていたのは、
蘭と少し顔の作りが似た、可愛い女の子。


『あら、美人』

『ほんとだ』


美形妖怪二人からも高い評価。



私は、ベッドの横に立つ。



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