妖怪なんて見たくない!


『――――――なは、七波!』



ーーーーーーん?


「…………………ひ、おう?」


目が覚めると、私は自分の部屋にいて。

ベッドの脇には、燈桜と歩積がいた。



『ああっ!よかった!』

『心配したんだよ、七波〜!』


二人して私にガバーッと抱きつく。


「えっ?! えっ?

……………どうなったんだっけ?」



力を使ったあとの、記憶がない。



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