妖怪なんて見たくない!
「…………はい、はい……。
わかりました、すぐに向かいます……」
呆然として、電話を切った俺。
「………蘭?どうしたの?」
サンドイッチを食べながら、
不思議そうな顔で聞いてくる深月。
「……………凛が、目を覚ました………」
「えっ………?!」
ポロッ、とサンドイッチを落とす深月。
「ど、どうして?!
えっ………!どうしよ、蘭………!」
急に焦りだす深月。
「とりあえず、病院に行こう」
俺たちは、すぐに病院へ行った。