妖怪なんて見たくない!





「…………なにこれ」



俺と深月は、
道元家の屋敷の前に佇んでいた。


『ちくしょう、入れねぇ!』

『何しやがった、あの人間!』


道元家で使われている妖怪たちが
屋敷の外で屋敷の中に入ろうと
群がっていた。



「……………どういうことだ……?」

俺の声が聞こえたのか、近くにいた妖怪が。
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