妖怪なんて見たくない!
あの日の真実
「蘭、深月くん………」
本来だったら、まだ学校にいる時間。
今、ここに来たということは。
凛ちゃんに、会えたのだろうか。
「やっほ。蘭くん、深月くん♪」
隣にいた神凪さんが2人に手を振る。
けど。
「……………七波、こっちに来て」
深月くんが、私に声をかける。
隣の蘭は、
いつでも攻撃できるように構えている。