妖怪なんて見たくない!

『ねえねえ黎明、その子誰ー?』

小さな狸の妖怪が寄ってきて聞く。


「はじめまして。私、神凪さんの……お友達(?)の折原七波だよ」


「………ともだち……」

ぽかんとした顔で呟く神凪さん。


「友だちじゃ言い過ぎですかね……?」


「いやいやっ!いいよいいよ♪
さっ、俺の部屋で話をしよう」



そう言ってるんたるんたと私を案内する。



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