妖怪なんて見たくない!
神凪さんの家に住む?





『七波、この家に住まわせてもらえ』




「……………え?」


峰葉はいたって真剣顔でこっちを見てる。


いやいや、私にはお家が……


「や、私っ……」

無理だよ、って言おうとしたところで。


「いいじゃんいいじゃん。住んじゃえば?

俺も人間一人で寂しいし?
峰葉も七波ちゃんいれば楽しいし?」


あっさり、神凪さんが承諾する。


「や、神凪さん人間嫌いなんでしょ……?」

私は人間ですって!


「七波ちゃんはいいんだよ〜。

俺、七波ちゃんは俺の仲間だって思ってるし」



はいーーー??


< 304 / 482 >

この作品をシェア

pagetop