妖怪なんて見たくない!
神凪さんの家に住む?
『七波、この家に住まわせてもらえ』
「……………え?」
峰葉はいたって真剣顔でこっちを見てる。
いやいや、私にはお家が……
「や、私っ……」
無理だよ、って言おうとしたところで。
「いいじゃんいいじゃん。住んじゃえば?
俺も人間一人で寂しいし?
峰葉も七波ちゃんいれば楽しいし?」
あっさり、神凪さんが承諾する。
「や、神凪さん人間嫌いなんでしょ……?」
私は人間ですって!
「七波ちゃんはいいんだよ〜。
俺、七波ちゃんは俺の仲間だって思ってるし」
はいーーー??