妖怪なんて見たくない!





「蘭」


俺が座っているところに。


「…………」


七波がやってきた。

最近は俺のこと避けてたくせに。


「…………なんだよブス」

「…………ブスは余計ですぅ」


そう言いながらも、俺の隣に座る。


おい、
遠くで妖怪たちが睨んでるんだけど。


「……………」

「蘭さ、入ってきなよ」


「………ああ?」

七波は突然、話しだす。

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