妖怪なんて見たくない!
『……ところで神凪は外で一人?』
歩積が言う。
『……あんな奴でもちょっと、心配ね』
「………うん。神凪さん、狙われてるって言ってた。」
『……俺も決心はついてる。
神凪を手伝いに行こう』
「う………」
うん、と言いかけた所で。
障子の向こうから、
人の気配がした気がした。
『『『!!』』』
燈桜、歩積、峰葉も同じだったみたいで。
燈桜がとっさに腕を振って力を使う。
ドォン!