妖怪なんて見たくない!
「………ごめんっ!」
『何?!』
『ぎゃああっ!』
一人(匹?)ずつ四角の結界を作り、
その中に閉じ込めていく。
『七波っ!』
燈桜たちが駆け寄ってくる。
すでに周りの敵は消したみたい。
『こんな回りくどいことするなよー。
全部一気にやっちゃえばいいのに』
と歩積。
「や、殺しちゃわないか、
加減が心配で……」
と、私達が話してると。
(……?)
一瞬、視界の端で捉えたもの。
あ、と思った時には遅かった。